平成１３年 ６月９日釣果
腰越 飯岡丸 江ノ島沖 前へ／戻る／次へ
釣果　　　　　☆ムギイカ４☆　
仕掛け等　 　ブランコ５本バリ　直結８本バリ　ブランコ７本バリ
　竿　ビシ竿１８０cm−８０号　　ヤリイカ２４０ｃｍ−８０号
イカにイカないか？
　釣りをしていて、将来おそらくやらないだろうなあと日頃思っている釣りに
イカ釣りとカワハギ釣りがあった．
カワハギは超マニヤックすぎる、朝早く行ってアサリを剥いたり、難しい誘い．．
私には行っても何も釣れないいだろうと思っていたが．ところが今は好きな釣り
の一つになっている．
　さて、イカ！いか角をいっぱい付けて常にしゃっくていなければならないの
だから、最高に疲れる釣りであることは、知人や雑誌などでしばしば聞く．
しかもひどいときは、１，２匹しか釣れない．そんなんだったら、店で買った方が
鮮度には問題があるかもしれないが、ずっといい．
　ところが５月ムギイカが良く釣れている．良く釣れていると聞けば初めて
やっても、他の人が７０〜８０釣るのだから１０くらいは釣れるだろうと思った
のが、運の尽き．．．(^_^;)
近くの釣具屋さんで　仕掛けを買いながら色々聞いてみよう．　
　イカの仕掛けは１つ１０００円近くする．そんな物を何個も買えない．釣れて
いると言うことは船上は戦場でお祭りは必死だろう．仕掛けがお祭りしたら
一つ一つ丁寧にはずしている暇なんて無いんだろうな．
即はさみでチョッキン．．．仕掛け３つですむかな．．．
アジの時は最低仕掛けが１０はないと不安だものな．
イカのベテラン（イカだけではない？）Ｓさんに声をかけられる．
イカの仕掛けをぶつぶつ言いながら見ていると、Ｓさんと言う人に声をかけら
れる
これはいろいろと聞いた方がいいと思い、いろいろと伺う．
仕掛けのこと　竿のこと　おもりのこと
初心者は直結は無理だから、ブランコ仕掛けがいいと言われ
型は古いが３００〜３７０円のイカズノ仕掛けがあった．それを３セット買うこと
にした．
ずっとしゃくり続けると終いには疲れ果ててしまうから
電動を再低速（数段階ある電動）でゆっくりと巻き上げ、竿を上下するといいと
教えていただいた．
釣り船屋には「どんな仕掛けを使っているか　おもりはいくつか？イカヅノ投入
器はあるか」を確認すれば良いと言われた．

外に出て釣り船屋に電話をかけているとさっきのＳさんが買い物を終え出てき
て、「俺が電話してやるよ」と電話を替わってくれた．
Ｓさんは年の頃なら５０歳半ばくらいであろうか．釣りではしょっちゅうスポーツ
新聞に名前が載るという．そんな方に教えていただいたのか．．．

私は常日頃思うのであるが、釣りの好きな人は、釣りのことを教えるのが基本
的に好きな人が多い．
毎日船に乗る？
Ｓさんに紹介していただいたのは、腰越港の「飯岡丸」腰越には喜久丸のハナ
ダイのウィリーしゃくり釣りで何度かおじゃました．受付で船座はどのように取れ
ばいいのか聞くと好きなところに座ってくださいと言うことであった．
飯岡丸は２３号と２７号の２船を用意してあった．
始めてのイカ釣り．港にＡＭ５時過ぎにつき、様子をうかがう．超ベテラン風ばか
りで圧倒される．やられたという感じであった．
船中で「昨日はどうだったのよ？」「昨日は悪かった　束行かなかった　８０だっ
た」レベルが違いすぎる．２７号には１６人が２３号には１０名が乗船した．
もちろん私は人数の少ない２３号だ．乗船すると、まずはイカズノ投入器の確保
５時に行ってもかなり人は来ているし投入器の数は少ないどうにか確保出来た．
イカズノがうまく投入出来るかどうかが今日の課題だ．
向かいに森健丸という船がある．若い女性（３０代）が２人乗っている．
二人とも竿でなく手釣りだ．こっちの船にいる常連たちがその女性に話しかける．
「昨日はどうでした？」「まずまずで．．．」
いやはや、常連の方々は毎日日課のように船に乗るのだろうか．
幸先の良いスタートだったが．．．
６時定刻に船は出る．船中では、イカの肝の話をしている．塩漬けにする．酒好き
にはたまらない話だ．それにしてもまだ釣りが始まっていないのに、常連の方々は
ビールをガンガン飲んでいる．ペースが速すぎるのではないか？
カッタクリ釣りのように指サックを付けている方がいた．
６時１４分早くも船は旋回を始め、投入の指示が出る．緊張しながらイカヅノを投
入する．無事投入が出来た．Ｓさんに教わったように低速巻き上げを始める．
４０〜６０ｍを２〜３回しゃくりを繰り返す．
６時３５分　早くも１匹目がかかる．こんなに早く釣れていいのかと思いつつも
引きやイカが乗ったという感じが全然わからなかった．

しばらく繰り返す．隣の人はポツポツと上げている．
イカの乗りが全然わからない．何度も仕掛けを上げてかかっていないか確かめる
が、何もいないことが続く．

我慢しきれずブランコの仕掛けから、自作の直結の仕掛けを使う．これでもイカの
が引きわからない．
わからないから乗っても思いっきりしゃくってしまう．
上げてみると脚だけが残っていることがあった．
沖漬けに
私はイカの沖漬けに前からあこがれていた．自分でイカを釣ったら、自分で作って
いった．たれに生きているうちに付け込んで沖漬けにするんだ．
タッパに醤油　砂糖　お酒を入れた物を持っていき４，５匹は沖漬けにしようと
１匹目は沖漬けにする前に脚をはさみで３本切り取りそのまま口の中に入れてい
ただいた．吸盤が口の中に張り付いて違和感があるが大変おいしくいただけた．
１０時２０分に２匹目があがる．
やはり疲労を感じる
１２時まで休むことなくしゃくり続けたが２匹で時を過ぎる．隣の方は直結仕掛けで
ポツポツではあるが確実に上げていた．
「疲労感を感じた　こんなにつまらない釣りはないと思った」もう二度としたくはない
とその時は思った．
それから、どうにか２匹を追加して１時沖上がりを迎えた．
次は、いつ来るのであろう．

帰りの港に向かう船の中で隣の方に伺った．
「なんと４８匹上げたそうだ」
やはり経験が物を言うのであろうか．．．．．．．
家で酒の肴にした沖漬けは今まで食べたことのないうまさであった．
もしかしたら、今期もう一度行くかもしれないと思ったのであった．
　
私のタックル　ビシ１８０ｃｍ−８０号　電動丸３０００ＥＶ
ＰＥ６号３００ｍ　おもり１２０号		 始めて使用するイカズノ投入器
いきなり釣れると　今日は大漁か？？？ かわいい　ムギイカ
私の直結８本 うらやましき　沖干し
釣れたムギイカはすべて船上で沖漬けにした．あと数匹釣れたら刺身にしようと思ったのだが．．．