検索で私のページをヒットさせていただいたチュン太さん

こちらにレインボーギンザのコーナーがあったので、
思わずメールしてしまいました。
はじめまして、チュン太と申します。
実は私、ギンザ君がまだ北海道の育成牧場にいた時に、
ずっとお世話していた者です。もう１５年程も前のことです。
たった１年のお付き合いでしたが、一番かわいがっていた馬だったので、
今でも写真を家に飾っているほどです。
やっと最近になってインターネットをやり始めたのですが、
検索に引っかかった時は本当にびっくりしました。
まさか個人のホームページで取り上げてくれている人がいるとは
思いもよりませんでしたので。ありがとうございます！

　　　いいえ、とんでもございません．私の拙いＨＰをごらんいただき
　　　大変うれしいです.（ケンメリサーフ）

レインボーギンザはかみつき野郎だった！その原因は破傷風？

ギンザ君の牧場時代、それはそれは噛んで噛んで噛みまくる！
彼は恐怖の噛みまくり野郎でした。
そのせいで私の腕には青あざが絶えることなく刻まれておりました・・よよよ。
とにかく、厩から放牧地までは彼と私の戦いの場であったかも知れない程です。
まぁ、いつもガブリとやられちゃっていたわけですが、そんな彼の噛み付き癖も
実は当歳の頃の病気が原因だったと聞いております。
その病気とは「破傷風」

破傷風については私も詳しくないのですが、かなり怖い病気だというのは
わかります。
光とか音に反応して体が痙攣を起こしたりしちゃうんですよね。
（蛇足ですが・・「震える舌」という映画、ご存知でしょうか？
「破傷風」を扱った内容で、大昔に一回観たのですが・・怖いです！！
主演の発病してしまう女の子がすごい演技で、子供心にすごい衝撃を
受けた覚えがあります。
破傷風ってめちゃめちゃ怖い病気なんや！！とその時刻みこまれましたよ）

そんな大病をしていたなんて！
しかしそれと噛み癖がどうひっつくのか？

なんと　、いじめられっ子だった！？！

破傷風を患ってしまった彼はどうなったのか・・？

破傷風自体は治療の甲斐あって何とか快方にむかったギンザ君では
ありましたが（この時は昼夜ずっと場長さんが付きっ切りで看病していたらしいです）
　問題はこの後でした。

　というのも峠はこえたとはいえ　病み上がりの彼は満足に動けるはずもなく、
また群れから離れていたせいでしょうか？ほかの同期の子達からガブガブと体
を噛まれ続けていたらしいのです。つまりイジメにあっちゃったのです！
　仲間からの攻撃をじっと耐えてるさまは　
「えらく悲惨だったべや～」　とずっと彼を看病していた生産牧場の場長さん
の談です。
「噛まれていじめられちゃったから、こいつは異常に噛むようになったんだ」と。

そうか！お前そんな大変な過去を
（？えぇっと　その頃生まれて一年ちょいくらいですか（^^;>）
背おっとたんか～・・わかった！今度はずっと私が世話したるわ！
ねぇ、私がこの子の世話するからね！・・・・とまぁこんな調子で「世話する宣言」
を他の人たちに高らかとしてしまったのが運のつきでした。
（ほかの方々は「どうぞどうぞ」と喜んで譲ってくれてました・・うぅっ）

　結局ナメられてたのだとは思いますが、苦労の連続・・
たかだか数十メートル先の放牧地へ連れて行く間はまさに戦いでした。
前を向いて歩いていると　変な気配が後ろからするわけですよ。
はっとして振り向くと　ばっくりと口をあけたギンザ君がいるのです。あぁ怖い！！
しかもあいつは、私より顔を前にして歩かないのです！
またベテランさんが　「耳をばっくり持ってかれないように」　
なんて怖いことを親切に言ってくれてましたしね。
いや　も　ほんとーに・・・お前はぁぁぁぁ！・・・てな感じだったので、
忘れようにも忘れられない馬になっちゃいました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

私たちはギンザのことを「このみ」を読んでいました

さて、第４回目のギンザ君です。
一応最終回です。

いつもならカミマクリーニなギンザ君ですが、馴致はかなり
優等生な方だったと記憶しております。

とにかく乗るとおとなしい。素直！！
背に跨るまではいつものごとくガブガブしてくるのですが、
乗ってしまうと悪さもせず言う事を聞いてくれてました。

今乗馬クラブで可愛がられている（ハズ！）のは、
それもあるのかも・・とか勝手に思っていたり。
というか、今は噛んだりしないのでしょうか？
さすがにもういい年ですしね。17歳くらいでしょう。
競馬場でもプロの厩務員さんにシゴかれたのではないでしょうか？
なんせ育成牧場ではこんな私が彼を甘やかし放題でしたからね・・（^_^;

写真を見てもらえれば　彼の顔の流星、よい形でしょう？
これは何かの形に似ている・・そうお好み焼きを焼くときに使うアレだ！
・・という訳で、私たちは「このみ」という愛称で呼んでいました。
デビューして「ギンザ」になったときは少々びっくりしましたが・・。
でもその名前のおかげでケンメリサーフさんの
目に留まったことを考えるとよかったなぁと。

居所もはっきりしたし　時間が取れたらぜひ彼に会いに行きたいです！
近くはないけれど、そう遠くでもないぞ！と。
ケンメリサーフさんも機会があれば「生」の彼に会ってあげてくださいね。